確率の感覚を身に着ける

 

 

「確率の感覚を身に着けること」が人生を決めると言っても過言ではない。

 

出生率が下がると国力が下がる・・という議論をする人がいますが、

それは、ちょっと違うような気がします。

経済力・国防に関しても、数より質の時代に移ってますし、

人口ピラミッドで見られるような、少ない若者が多くの老人の面倒をみる・・

ような議論になりますが、

老人にとって、悠々自適な余生を望む者もいるとは思いますが、

仕事があって、収入もあり、それなりの責任あるポジションを得られる方が、

幸せなような気がします。

ですから、働ける限りは働く・・

個人差はありますが、80歳位までは十分働けるような気がしてます。

また、働くことによってボケを遅らせることもできますし、

健康寿命を延ばすこともできます。

それから、延命治療は止めて、自然死を優先させるようなすれば、

延命による莫大な治療費もいりませんし、

若者たちの老人への”負担”もずっと軽減するはずです。

 

 

乗り物に関して言えば・・

安全な順に、鉄道、飛行機、自動車、自転車、バイクである。

死亡事故に関しては、鉄道、飛行機は限りなく0に近いし、

自動車はほぼほぼ安全であり、自転車、バイクは”自殺行為”に近い。

 

あちこちで自転車は乗られてますが、一番リスクの高いのは自転車だと思っている。

車との接触事故、歩道を走ることから、人とくに老人との接触事故があれば、

老人の骨折は骨が繋がりにくいという意味では寝たきりとなり、死に至るケースもある。

接触事故そのもので亡くなるケースも多い。

 

新幹線や飛行機の安全性は3重のセキュリティーが掛けられているといわれる。

一つのリスクが1/10000であれば、

その3乗のセキュリティーが働く仕組みとなっている。

したがって、飛行機事故に遭う確率は1000億分の1となり、

ほぼ、ないに等しい。

ところで、自転車の場合、用心深く載っても、1/10000のリスクがあり、

 毎日乗れば、25年に1度の確率で重大な事故を起こすことになる。

 

この記事は、2022・12に載せているが、

コロナは既に脅威ではない。

世界中、どこのエリア、民族に関わらず、200人に1人くらいの割合で亡くなる。

亡くなるのは老人と基礎疾患のある者が殆どで、

感染しない者、感染しても軽症で治ってしまうものが殆どである。

その意味では、感染することの脅威はインフルエンザ、もしくは、それ以下であり、

冬場は、インフルの流行シーズンでもありマスクは必要だが、

春以降はマスクは必要としない(それでも、マスクを着け続ける人はいるだろうが)

 

欧米と東アジア地区を比較すると・・

まだ、ワクチンができてないときの感染者は欧米に多く、

死者の割合も高いが、その分、早期に集団免疫が成り立ち、

コロナは終焉を迎えている。

 

ところが、東アジア地区では初期に徹底した”防御処置”がされたことから、

初期段階での死者はほとんど出ておらず、

ワクチンが行き届いた後に感染者が増えたことになり、

死者の割合(確立)は低かったが、集団免疫は未だ見通しが立ってないのが現状。

 

ワクチン接種をすれば、かなりの確率で防げる疾患として子宮頸がんがある。

ところが、ワクチンの副反応を警戒するあまり、

日本では接種率が急激に下がっている。

国内で子宮頸がんで亡くなる人は年に20万~30万人いる。

ワクチン接種での副反応は、蕎麦アレルギーでショック状態に陥る確率に近い。

リスク(確率)を考えれば、

ワクチン接種をしておく方がはるかに安全であると言える。

 

ギャンブルもしくはそれに類似する賭け事について・・

100円投資した場合の期待値は、競馬・競輪・競艇など公営ギャンブルで75円、

パチンコ、宝くじは50円、カジノは85円位と言われている。

その意味では、パチンコ、宝くじは”あこぎなギャンブル”であり、

カジノは”健全なギャンブル”と言える。

いずれにしても、期待値が100円を超えることはなく、

長くやればやるだけ、損をすることだけは明らか。

 

20代、30代で”幸せな家庭”を持ちたいと考えている人たちは

少なからずいると思われる。

35年ローンを組み、郊外に一軒家を買い、子供二人・・と考えるだろうが、

定年退職と同時にローンは払い終えるだろうが、

その一軒家の資産価値はほぼ0に近い。

なぜなら、人口減少で都心の郊外でも過疎化が進み、

その土地・家を買う人はいない(したがって、資産価値はない)

都心のマンションに限っても、資産価値は下がり、

そもそも、不動産に資産価値は見いだせない時代になる。

これらは、確率以前の問題で、人口減少が生む”必然”と考えれば良い。

 

男女によって差はあるが、平均余命に関しては・・

現在70歳の者が80歳まで生存できる確率は70%くらいで、

80歳の者が90歳まで生存できる確率は40%くらいと思われる。

したがって、70歳の者が90歳まで生存できる確率は0.7x040.28となり、

70歳の者が100人いれば、28人が90歳を迎えることが出来ると思われる。

 

ちなみに、平均寿命に関しては、日本とスイスが1位を競っているが、

日本では延命処置することが多いが、スイスでは延命処置をせず、

自然死を優先するので、健康年齢を考慮すれば、スイスの方が長いと言える。

(私が、2019年に展示会の打ち合わせでスイスに滞在しことがあるが、

肥満した老人は少なく、78歳のギャラリストは頭脳明晰で普段から

1万歩は歩く・・と、言っておられた)

 

また、アメリカ人の裕福な層では、日本人の平均寿命とほぼ同じで、

裕福でない層を入れると、平均寿命はかなり下がることとなる。

(当然のことであるが、良い環境下における平均寿命が

人種よって差が出るとは考えにくい)

 

過去、紛争・戦争になった多くの事例から、

戦争になる確率を出した研究がある。

戦争にならない確率は、両者・両国の戦力が拮抗している場合であり、

そのバランスが崩れると戦争確率は上がって来る。

(ロシアとウクライナを例にとれば理解しやすい)

 

また、日本の安全に関しては・・

世界は独裁国家VS民主国家の構図にあり、

その意味では、日本を敵視する国は3カ国ある・・中国・ロシア・北朝鮮。

(ちなみに、イランは親日国として知られる)

日米安全保障条約があるとはいえ、中国の台頭により、そのバランスは崩れつつある。

ただし、中国の経済は3年くらい前からマイナス成長に陥っている思われ、

中国の共産主義体制がこのまま維持されるかどうかも疑わしく、

国家の分裂、もしくは、指導体制ががらりと変わると予想する専門家もいる。

 

国家の破綻確率なるものがある・・

先進国の中で、日本は最も破綻確率の低い国となっている(国際的データに基づく)

国債の発行高が1400兆円と言われるが、(国には)それと同程度の資産がある。

公開されているバランスシートを見れば、一目瞭然である。

財務省が”借金”と騒ぎ立てる理由は他にある・・

国の資産には、不動産(土地)や建物などがあるが、

その多くは、役人の天下り先になり、既得権益の”巣”となっている。

例えば、中央競馬会は農林省の天下り先となっている。

財務省が”緊縮財政にとりつかれている”ことは理解不能である。