理系大学への進学とその後・・

例えば、理科大へ進学したとしよう・・

 

理科大は、学年ごとの進級はもちろん、卒業することが最も難しい大学として知られる。 卒業が難しいことを十分わかって入学した学生でも、無事4年で卒業できないケースは10%以上あると聞きます。 入学してから数か月後には、この大学にいても1年から2年に上がれない・・と判断し、9月ごろから、他大学への再受験の準備を始める学生も出てくる。 

 

どのような学生が、中退し、卒業できないか・・

指定校推薦で入学してきた学生の場合、(短期間の)記憶力に優れ、定期テスト(内申書)が良いだけで学力不足であれば、授業に着いていくこと自体が難しい。 一般受験で合格したのであれば、相応の他大学への再受験も可能だが、このケースではかなりレベルダウンが強いられる。

高校卒業(大学受験)後に、緊張感が切れてしまう(弛んでしまう)ケースです。 最も大きな節目と思われる大学受験後には、このようなケースがあることは十分に想像できます。 受験勉強以上に頑張らないと進級(卒業)できない・・とも言われる中で、厳しい現実に晒されることになります。

 

理科大だけでなく、他の理系大学でも同様な厳しさがあると言われてます。

 

 

当塾から理系大学への進学は例年、3~5名います。

AO入試で決まるケース、単願推薦で決まるケース、一般受勲で・・。

 

AOや推薦のケースでは、合格が11月~12月までに決まるので、

年を超え、4月入学までに実質3か月の空白期間が生じる。

その空白期間を利用して、数学と物理・化学・生物の徹底的な復習をする。

そうしないと、大学に入ったころにはすっかり気持ちが緩んでしまい、

入学後の授業について行くための”学習習慣”を保つことが難しい。

また、短期型記憶に偏った生徒も多く、長期の記憶を必要とする「数学の総合的学力」

がかなり低い可能性もある。 その場合は、大学での数学授業自体について行けない。

理数系に進めば、高校3年時はもちろん、受験時よりも努力(勉強に使う時間)が必要。

 

 

一般入試で合格した場合は、学力的には十分ついて行けるわけですから、

大学入学後の緩みさえなければ卒業まで無事に行くと思われます。

(ただし、大学からの”恋愛デビュー”となると、これは学部などに関係なく難しい)