理科の得手不得手「親の子への接し方」

理科が苦手な理由 ・・

 

社会は、地理・歴史・政治経済・倫理社会と、全てリンクしている。

だから、社会科の得意な子は全般的にこれら4科をこなす。

 

 

ところが、理科となると話が違ってくる。

生物・化学・物理・地学は、社会科同様にそれぞれがリンクしているが、

各教科の関わりを”感じるセンス”を持ち合わせる生徒はごく一部に限られる。

難しいことに、理科のどの4科も、ミクロの世界からマクロの世界までを含む。

生物では、細胞・遺伝子 ⇔ 生態系や環境問題など・・

 

人の多くは、現実に生きているので、ミクロやマクロの世界には興味は向かない。

ミクロに向いている人は、概して、マクロには目を向けない。その逆もあり。

 

命あるもの(生物)に興味ある人は、物質そのものには興味を示さない。

 

物理的変化を受け入れられても、

 

(化けるという意味で)化学的変化を受け入れがたい人もいる。

 

 

こうして考えてみると、理科の4科全てが面白いと思う人は少ないだろうが、

逆に、どれかには興味を持てそうなこと。

だから、義務教育の中学範囲まではすべて学ばないといけないが、

高2からは、1教科か2教科に絞れるということ(選択できる)。

生物、化学Ⅰ、物理Ⅰは必須と言う学校も多いが。

 

 

それでは、理科の苦手意識解消について・・

 

理科や社会の得手不得手については、

子供に対しての親の教育・接し方に因るところがかなり大きい。

 

 

高い鉄塔の上に電線が張られていると・・・

子供は「あれなぁに?」と親に聞いてくる。

「発電所から高電圧で送られてくるので、危険だから高い塔の上に張られている」

「家庭用の電気は、電柱の上のトランスによって、安全な電圧に下げられる」

と、説明すれば、子供は理科的な興味を抱くようになる。

 

一方、電気がこの世(社会)でどのように役立てられているか?

を説明してあげれば、子供は社会的な興味を抱くようになる。

 

良くないのは、「そのうち分かるわよ!」とか「あるんだから、それでいいのよ!」

などという、現実にあるものはそのまま受け入れていけばよい!ような言い方。

それでは、子供は興味や疑問を持たなくなる。 結果、学ぶ意味がなくなる。

 

理系大学進学について・・・

 

 

今は、ウィキペディアという便利なツールがある。

スマホで誰にでも簡単に見れる。

子供にはその都度調べて説明してあげると良いです、自分の勉強にもなる。

中学生以降でも、疑問があれば、スマホで調べてみる習慣を身に付けると良いです。