常識力を身に付ける
「常識力を身に付ける」ことの大切さ・・・
今流行りのツイッターなどのやり取りでよく見かけることですが、
字ずらしか読めず、内容を把握できない人を多く見かける。
その理由は、話題の背景となる「常識」がないことに起因している。
「政治のスタンス」についての常識を列挙していきます・・・
アメリカ合衆国を例にとると分かりやすい。
民主党支持者を例にとれば・・
左翼的イデオロギー(思想)から革新的(リベラル)で
グローバリストと呼ばれる人が多い。
宗教色は弱く、社会主義者、無神論者も含む。
都会出身で教育レベルが高くエリート層が多く、
既得権益を背景とする者が多い。
白人至上主義思想を否定し、支持者には有色人種も多い。
西海岸、東海岸、5大湖周辺のエリアを支持基盤とする。
一方、共和党支持者は・・
右翼的・保守的傾向にあり、
宗教色が強く、都会ではなく地方出身者が多い。
ナショナリスト(国家主義者)が多く、アメリカファーストの傾向にあり、
グローバリストとは対極にある。
整理するために対極構図を記してみます・・
左翼的⇔右翼的
革新⇔保守
都会出身者⇔地方出身者
知識層⇔教育レベルが相対的に低い層
既得権益側⇔既得権益には無縁
グローバリズム⇔ナショナリズム
これらは、アメリカ合衆国におけるおおよその構図であるが、
世界に目を向けると、発展途上国を含め、
様々な政治形態(体制)が存在する。
人民共和国とは名ばかりで、独裁国家としか言えないような国は少なからずある。
ロシア、北朝鮮、中国、イランなど。
現実的には、世界は自由主義国家⇔独裁国家の構図となっている。
また、自由主義国家はほぼ同様な価値観の基にあるが、
独裁国家は様々で、政敵をことごとく抹殺し、事実上の独裁国家であるロシア、
金一族の支配する北朝鮮、共産党の一党独裁国家となっている中国、
憲法ではなく、イスラム(神)の教えの基にすべてが存在すると考えるイランなど。
自由主義国家は当然のごとく独裁国家には否定的で、敵対関係にあるので、
独裁国家にとっては、”敵の敵は味方”的な考えのもとにあり、
そもそも、ロシアは資本主義国家であり、北朝鮮は金一族の支配する共産主義国家、
共産主義思想に資本主義を導入した(事実上習近平の)独裁国家、
聖職者が国家のトップに位置するいイランなど、その価値観は様々で、
本来、仲が良いわけはない国家が”共闘”を組んでいる様相である。
第二次世界大戦後、アフリカ、中南米、アジアなどで多くの独立国家ができたが、
軍事政権下の基に、または、共産主義国家として独立していった国々があり、
当時は、世界の半数は共産主義国家となった時代もあったが、
経済発展が見込めず、資本主義化が進み、共産主義国家は
中国、北朝鮮、キューバなど、数カ国しか残っていない状況でもある。
話しはかわって・・・
G7と言われる国の中で、他の国々とは異なるスタンスをとっている。
この場合は、対中国政策ですが、
地政学的にも近く、貿易の依存度もアメリカ・ドイツなどよりはるかに高く、
ウイグル人権問題も日本だけはあやふやにしてしまいました。
太陽光パネルの半数は中国ウイグル自治区での生産となり、
アメリカは、輸入しないことを閣議で決めましたし、
他の西欧諸国もそれに倣うでしょう。
日本だけが(メディアなどでも、それらの問題を語らず)、
太陽光パネルの義務化みたいなことを都でも始めたこともあり、
川崎市などでも歩調を合わせている。
経済活動をする人の中でも、中国には14億人の消費者がおり、
市場価値は計り知れないという考え方が根強い。
既に、現在の中国はマイナス成長に陥っており、
国自体もどこまで現在の体制がもつか、疑問視する向きも少なくない。
これまでの様に投資先としては、リスクは大きいと思われますが、
西欧諸国は脱中国を目指す傾向がはっきりしてきましたが、
日本はどこまで・いつまで現在のような”依存”を続けて行くのでしょうか。
それから、電気自動車ですが・・
2035年までには全て電気自動車にするような”約束”をしてますが、
そんなことが出来るのでしょうか。
最近発表となったトヨタプ・リウスですが、リッター40kmを実現し、
水素燃料者まで開発の目どが立っているとのこと。
電気自動車が、様々な意味で最も非効率的で、
環境にやさしくないことは多くの専門家が警鐘を鳴らしていること。
「太陽光パネル+電気自動車」を唱えていた人たちは、今後、分が悪そうですね。
テスラの株も下がって来てますし・・
[ The chosen ones ] 選ばれし者
キリスト教徒が多いと思われる国においては、
「神から選ばれた者」というニュアンスがありますが、
日本においては、遺伝子的に優れた者、より良い環境に育った者・という
ニュアンスがあります。
ですから、その国(地域)の文化的、宗教的、慣習のような背景を知らないと
真の意味は分かりません。
スティーブ・ジョブスの”名言”の " Stay hungry ,Stay foolish "
直訳すれば、「貪欲であれ、そして、愚かであれ!」ということですが、
ちょっとくらい満たされても満足するな! やりたいことがあるなら、諦めるな!
そして、利害とか損得とか、そのような短絡的な価値観を捨てよ!
既存の社会的価値からみれば、アホにしか見えないようなことでも良い・・から、
自分が興味あること、面白そうだと思えることに邁進せよ!
という意味なのでしょうね。