”真実”が数学を苦手にする

数学・算数が苦手になる原因(壁)には様々な例がある。

 

小学生においては、「割合」を理解できないためにつまずいた生徒は多い。

 

ところが、中学生になると文字式・方程式が出てくる。

 

 

 

一例をあげてみよう・・・

 

 

3X-1=5 という方程式がある。

 

両辺に1を加えると

 

3X-1+1=5+1 となり、

 

    3X=6 となる。

 

両辺を3で割れば

 

     X=2 という解が得られる。

 

 

・・ここで、合点がいかないというか、

 

理解できないという反応をする子がいる。

 

その原因は・・・

 

X=2 という式に因るところらしい。

 

Xと2は違うのに、なぜ等しい(同じ)なのか?

 

等号(=)で結べるのか?ということ。

 

Xと2とは明らかに違うのに、なぜ、等しい(同じ)なのか?という疑問。

 

視覚的に異なるものを

 

等しい(同じ)にすることへの”抵抗・拒絶”なのでしょう。

 

Xを犬とすれば、2は猫に置き換えられる。

 

イヌ=ネコ であると言われてるようなもの・・。

 

視覚的に違うものを、”同じである”と強いられることになる。

 

 

視覚というものは、算数・数学を学ぶ前に既に”絶対的な真実”である。

 

その真実を覆されることになるのだから、子供の抵抗感は計り知れない。

 

 

このような、異なるものを同じものとして扱うことに

 

慣れて(麻痺)していかないことには数学は進められない。

 

人間には五感というものが備わっており、人それぞれ偏りがある。

 

視覚に拘りがある者は、X=2 という図は受け入れがたい。

 

 

指導する立場にあるものは、

 

それぞれの子供が違う感性・感覚を備えていることを肝に銘じることです。

 

数学が出来ないと、”頭が悪い・IQが低い”と思う人も多いが、

 

こうして考えてみると、明らかに違うことを”同じ”とする”無神経さ”の方を

 

むしろ、問題にすべきなのかもしれない。