世界史・地理・政経

義務教育レベルまでの社会科は一般教養のベースとなる。

出来れば、高校レベルまでの地理・世界史・政治経済は特に重要。

日本史は明治維新以降、倫理社会も興味が持てる範囲で。

 

ボーダレスの時代になってくると、

地理をしっかり学んでおかないと話にならない。

日本地理はともかく、世界地理が特に大事。

世界にはおよそ200ヶ国くらいある。 

そのうちの100ヶ国くらいの位置は知っててほしい。

そして、その国の気候・宗教・慣習・人種、出来れば、おおよその歴史まで。

 

良くも悪くも、この国にいると、たいていのことはこの国内で完結する。

英語など話せなくとも、日本語だけですむ。

その上、チャリで行動する範囲の地理さえ知っていれば、不自由はしない。

たまに遠出するなら、スマホで調べれば、電車のことやら何でも分かる。

 

海外の人たちに出会う機会が多くあるにもかかわらず、

彼ら彼女らの出身国の位置さえ分からない、国名さえも知らない。

これはとっても非礼なことになる。

先日、ニュージーランドでテロがあったとき、

地図上で位置が定かでないし、どんな国かも全く知らない。

なぜ、そのようなことが起こるか?

日本に住む若者の多くが、自分が住むエリア以外に興味を持たない傾向が強い。

自分の身の回りに危険が迫ってこない限りは、

他のエリアのことはどうでもよいようだ。

このような”無意識下の排他性”はどこから来るのか?

 

反日を掲げる国は隣国に数カ国あるようだが、日本人のこのような在り方を知り、

嫌日になる外国人は少なからずいる。

民主主義の基盤が他者への積極的な理解が前提となっているように、

自国(日本)のことさえもよく知らず、他国への無関心は恥ずかしい限りです。

嫌日になることが理解できる。

 

海外に出ると分かるが、日本人を「世界一民度の高い国民」と思っている人もいるが、

それは、安全と親切さ、礼儀と規律によるところで、

海外(外国人)への無関心(消極的排他性)を知る人たちも増えつつある。

 

古来からは中国文化の日本化が進み、多くの面で元の文化さえも凌ぎ、

近代では、西洋文化の日本化が進み、分野によっては西洋をも凌いでいる。

現実的には、”鎖国状態”が続いているのかもしれない。

他国・他民族への興味なくして不便はないようなのだ。

 

 

 

 

  ・・・ (特に先進国における)世界の話題 ・・・

 

 

私(塾長)は、アート活動を通して、展示会のために海外に出ることが多い。 多くのクリエイター(フォトグラファー、デザイナー、アート関係者)との繋がりがある。 

 

 

 

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     *Festival Europeen de la Photo de Nu 

      (06 ~ 16 May 2016, palais de l archeveche arles, France)

 

 

2018年10月にはアントワープとパリの展示会へ参加していた。 彼らから何気ない疑問を投げかけられた。 「あなたの国では、なぜ、国民投票なしで原発を再稼働したのか?」と。 ちなみに、フランス、スイスなどを除いて、EUの多くの国では1984年以降は原発の建設は止めている。 原発の耐用年数は40年なので、2024年には、ドイツ、イタリアなど、ほとんどの国で原発は止まる。 広島、長崎、そして福島と経験して、なぜ、今更、再稼働なのか?と言うのが、率直な疑問なのだと思う。 

 

 

一方、国内で最も話題となっている「日韓関係」のことは、まったく知らないし、慰安婦、徴用工などの話題もない。 ただし、「中国の脅威論」はEUでも深刻な事態と受け止められている。 中国のお金(元)にものをいわせた土地などの買収も懸念されている。 アートの世界も例外ではなく、「アートを金で買うのか!」と言った人がいた。

 

 

 

 

 

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     晩年のピカソが過ごしたニース(南仏)2016.5.13 

 

 

 

この写真を撮った2か月後に、この海岸通りを大型トラックが暴走し、

多数の死傷者が出たことには驚きました。

私は、1週間毎日のようにこの海を観ながら散歩してました。

テロは他人事ではないのです。

 

 

 

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       北京旧市街 2016.10

 

 

建物はグレーのレンガ造りになっていて、木造建築物は案外少なかった。

ここは観光地化していて、彼らの多くが住むエリアは質素な印象があった。

インフラ整備(水洗トイレ)が遅れていて、

どこへ行ってもトイレの臭いが鼻についた。

 

 

 

 

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 北京の北側に位置する有名な湖畔での老夫婦 2016.10

 

 

この湖は人造湖で、

北京から天津へそして海へ繋がる水路へ水を供給するようになっている。

向こう岸が霞んで見えるのは、霧のせいではなく、スモッグです。

 

 

 

 

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          北京市内 2016.10

 

 

旧市街とは一転して、高層ビルが立ち並び、街はゴミ1つないほど綺麗です。

写真を見れば分かりますが、1キロ先はほとんど見えません。

晴れの日も曇りのようで、目も少し痛いように感じたほど、空気が悪い。

東京なら、都心からでも100キロ先の富士山が見えるほど空気はクリーンですが、

パリは20年前の東京と同じ、北京とロンドンはかなりひどい。

 

10年後の北京は、かなりクリーンになっていると思われます。

対策が進んでいるので・・

 

 

 

 

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        スイス・バーゼル  ライン川  2019.11.15

 

 

フランスとドイツとスイスの境目にバーゼルという都市がある

 

 

スイスと言えば、1年中、スキーができ、1年の内の半年は雪に覆われているとばかり思ってましたが、それは”大間違い”でした。 バーゼルでは、ここ3年雪は降ってないそうです。 この時期、パリは5℃でしたが、バーゼルは8℃くらいありました(地中海性気候)。 写真右奥の山々はドイツで、川の流れの先はフランスです。 当初は、セーヌ川の上流だとばかり思ってましたが、ここはライン川であり、フランス、ドイツ、リヒテンシュタインを抜け、オランダに出るとのことでした。 ラインが運河として大きな役割を果たしてきたことが頷けます。

 

 

アートの総本山・バーゼルには、来年の展示会の打ち合わせのためにパリから日帰りで出かけてきました。 片道、TGVで3時間半。 駅を降りれば、向かいにはBank,Bank,Bankと並び、ゴミ1つ落ちてない綺麗な街並みです。 スイスは中立国でもあり、EUにも属してませんから、ユーロが使えません(買い物に不自由)。 言語はドイツ語であり、フランス語、英語を普通に話せる人が多いようです。 

 

 

 

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    この赤い建物は市役所  2019.11.15

 

 

・・・世界の常識・日本の非常識・・・

 

自分を愛せない者は隣人を愛せない‥このことには異論はないと思う。 ところが、自国を愛せない者は隣国を愛せないし、世界平和にも貢献できない・・というと、とたんに異議を唱える者(日教組やオールドメディアなど)がいる。 そういう考えは”右翼的だ”と言うのである。 「国を護ることが最も重要課題である・・」は、世界の常識であり、例え、第二次大戦の敗戦国でさえ、この”常識”はかわらない。 70年前に制定された憲法を”バイブル”のように信仰すること自体が”異様”なのであって、”正常な思考”ではないと思います。 憲法を改正するかどうかは大いに議論すれば良いことで、改めて、国民の認証を得ることが必須であると考えてます。 でないと、真の民主主義の基盤が国民の間に出来上がりません。

今回のコロナ禍で、65歳以上の方を優先接種してますが、それらの年齢の方々に共通するのが、与えられる情報だけを信じて、真の(様々な)情報を捜そうとしないし、疑おうともしない。 朝日新聞に書いてあったとか、NHKが言っていたということを信じて疑わない。 これら、オールドメディアは間違ったことはほとんど報道しないが、(誰にとってだかわからないが)一部の人間に都合の良いと思われることしか報道しない。 都合の悪いことを報道しないとなれば、それはすなわち偏向報道ということになる。 

最近では、(中近東におけるイスラエルと)パレスチナの問題が報じられたが・・・そもそもは、紀元前11世紀にはイスラエルという国家は”現在の地”に確かに存在したが、3000年も前のことであり、ヨーロッパ各地から、その地へ戻って来たユダヤ人が「ここは、元々、我々の地だ・・」というのは”ごり押し”に見えないこともない。 先日のパレスチナでの戦禍は、「また、イスラエルが野蛮な行為を始めた・・」ような報道があったが、実は、パレスチナ地区に陣取るハマスというテロリスト集団が仕掛けてことであり、イスラエルはハマスからのミサイル攻撃を迎撃し、報復したというのが事実である。 

この地には、宗教問題(エルサレムは、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地である)、アフリカとアジアとヨーロッパの”通り道”であることから、地政学的にも、異人種が混在すること、西欧諸国の侵略・侵攻が繰り返されるなど、諸問題を上げれば切りがないほどである。 ハマスが使用したロケット弾は中国製かロシア製であり、イスラエルが迎撃したミサイルはアメリカ製か、そのアメリカの技術を使ったイスラエル製であると思われる。 この紛争の根源には、”武器商人”という”現代の闇”の存在があると思われる。 定期的に紛争を起こさないと、武器が売れないということ。 危機を煽れば武器を売れる・・・世界中の武器輸出国を上げてみよう・・・ロシア、中国、北朝鮮、イラン、フランス、アメリカ、イギリスなど。