公立中高一貫校の選抜方法について・・
公立中高一貫校の選抜方法について・・
通っていた小学校から出される「内申書」というより「報告書」と、
「適性検査」があります。 この適性検査ですが、
一般的な中学入試問題とは異なり、中高6年間の学習内容を
こなせるだけの基礎学力があるかどうか?
また、中高一貫校の校風・教育内容をしっかり理解しているか?
それらのための「選抜」になります。
学校によっては、「面接」がある場合もあります。
小学校から提出される「内申書」または「報告書」について・・
高校受験や大学受験に際に学校側から出される「内申書」には、
予め、決められた”ルール(慣習)”がありますが、
小学校から出される「内申書」または「報告書」には
決められた”ルール(慣習)”などはなく、
選抜する側が目を通すのは「生活態度」などであり、
学力面は「適性検査」で分かることであることから、
3段階の{進んでる・普通・やや遅れてる}などは、
問題視されないと思われます。
ここで、私立中高一貫校との違いは、
公立中高一貫校の教育体制にあると思われます。
{生徒・学校・親}とが一体となって、
生徒の教育を構築していこうとする体制です。
したがって、親が子供の教育に積極的に学校と
関わろうとしないのであれば、私立中高一貫校が無難であり、
親に関われだけの時間的余裕があれば、公立中高一貫校が
向いていると思われます。
「面接」では、(親が学校と)どれくらい関われるか?が
選抜者側からの”選抜基準”になると思われることです。
・・・ 公立中高一貫校(東京都) ・・・
東京都立立川国際中等教育学校(偏差値63)
東京都立小石川中等教育学校(数年後に、高校も)(偏差値70)
東京都立大泉高等学校附属中学校(偏差値63)
東京都立桜修館中等教育学校(偏差値63)
千代田区立九段中等教育学校(偏差値63)
東京都立白鴎高等学校附属中学校(偏差値62)
東京都立両国高等学校附属中学校(偏差値67)
東京都立南多摩中等教育学校(偏差値63)
東京都立武蔵高等学校附属中学校(偏差値65)
東京都立三鷹中等教育学校(偏差値62)
東京都立富士高等学校附属中学校(偏差値61)
東京には11校ありますが、いずれも共学です。
ちなみに、神奈川県には5校あります。
<参考>偏差値には、全国模試と進学塾模試では数値がかなり違います。
例えば、全国模試65 ⇔ 進学塾模試55 とほぼ同じと考えてよい。
偏差値よりも、判定(A~E)を目安にするとよい。
Aなら、ほぼ確実、Bは75%、Cは50%、Dは25%、Eは3%未満。
この合格率は、当日の(受験者)出来によって、
また、(見せかけの倍率ではなく)応募者の実質倍率よってかわってくる。
実質倍率と見せかけの倍率の違い・・
偏差値70以上の学校であれば、第一希望で受けていることが多く、
発表された倍率と当日の倍率はほぼ同じだが、
偏差値65前後であれば、第二志望となっていることも多く、
既に、第一希望校の発表だすんでいれば、試験当日の欠席者がおり、
また、第一希望校の発表がすんでない場合は、
欠席者はほぼいないが、発表当日の合格者は定員より多く、
実質倍率は、公示される数値よりも低いと考えられる。