「何に成りたいか?」より「何が欲しいか?」

方向性を決めることが大切。

 

 

方向性を決めということは、無駄をしない、回り道をしないことに結びつき、

時間が限られる中で、努力が報われることを意味します。

目標がはっきりしている場合、例えば、どこどこ大学を目指す・・ような場合、

その大学の過去問を調べ、それに合わせた勉強をすればよいことになります。

したがって、目標がクリアで具体性があれば無駄をすることは少なくてすみます。

 

幼少期や小学生であれば無理はありますが、

中学生、高校生ともなれば、自分にとって何が最も大切なのか?

生きる上での「価値観」とも言うべきことです。

何になりたいか?ではなく、何が欲しいか?ということ。

(この時点では、どんな職業か?という具体性はいりません)。

世のために貢献したいのか?地位が欲しいのか?名誉なのか?

はたまた、お金が欲しいのか?リスペクトされる存在でありたいのか?

 

ある程度のお金と地位があって、できれば、社会貢献したいなぁ~

などという曖昧さは排除した方が良いと思います。

なぜかと言えば、地位があればお金は後からついてくるし、

リスペクトされる存在にもなっているはずだからです。

 

親が我が子と将来を話し合うとき・・

子供は本能的に自分が何が欲しいかを知ってます。

(何になりたいか?という具体性はなくとも)

お金が欲しいということであれば、

そのお金を得るにはどのような職業が良いのか?

自分は何にならなれるのか?をしっかり話し合うと良いです。

そうすれば、具体的な目標も定まってきますし、

今、勉強を頑張ることの意味も見えてくるはずです。

 

一番大切なことは、面白い人生を送るために、”頑張れる人”であることです。

将来、目標が叶わなくも、他の職業に就くことになろうが、

頑張ったという”履歴”は何よりの財産となるはずです。

(子供は、親から具体的な職業をあげられることを嫌がります。

なぜなら、将来AIの登場により、その職業はなくなっているかもしれないし、

その職業自体の質や形態が変わっている可能性があるからです)。

 

ただ、問題なのが・・・

出来れば、楽をして生きたいという子が多いことです。

楽に生きるにはどうすればよいか?と聞いてくる生徒もいます。

部活などで学ぶことが多いのは、楽をしたり、気を抜いていると

ろくな結果にはならないことを経験できるからです。

部活仲間から信頼を得られませんし、

試合に負ければ「あいつのせい!」とは言われなくとも、

そう思われることは感じますし、

辛い思いをすることになります。

頑張った方が得(楽)だということを学んでほしい。