中高一貫校の選び方

 ・・・ 中高一貫校の選び方 ・・・

 

私立中高一貫校での「イジメ」はほとんどないようですね。

ですから、安心して学校選びが出来そうです。

 

 

小学校から中学受験するに際して、「学校の選び方」に注意しましょう。

 

「6年間のカリキュラム」がどのように組まれているのか?

このカリキュラムを前もって調べておくことはとても重要です。

 ・・・ 進度・内容・選択科目などには特に注意してください。

 

① 履修科目数が多い(中学2年生くらいまではそれほどの差はない)ケース。

中学3年から、数学Ⅰ・A、(本来は高校範囲の)化学・生物などが始まり、

生徒全員に(6年間で)数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B、化学、生物、物理、日本史、

世界史、政経、倫理社会などを必須科目に指定している。

 

 

学校側としては、高等教育が教養のベースとなるという配慮があり、出来る限り、

広範囲に(できれば、深く)学ばせることをモットーとしている。

履修科目が多いことから、国公立受験に向いてはいますが。

中でも、文武両道を貫いてる学校も多く、部活も週3~4回が普通にあります。

学力・体力を鍛えられるという意味では理想的な6年間を過ごせると思います。

伝統がある男子校に多く見かけます。

 

 

文系科目や理系科目に得手不得手が顕著な生徒の場合、

特に、理系科目が苦手な生徒にとって、

数学Ⅱ・B、化学、生物、物理が必須となることは、かなりきついことになります。 

数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B、化学、物理は赤点になる可能性が高い科目でもあります。

 

 

大学まで繋がる内部進学校であれば、進級・進学には厳しいのですが、

6年制進学校では、落第や転校の話はそれほど多く聞きません。

(6年制進学校では)履修科目は多くなるが、卒業することは難しくないようです。

 

 

 

② 名門・有名大学の合格者数を競い合って、

6年制進学校として中学入試の偏差値を著しく上げた学校。

 

 

 

大学受験を最優先してカリキュラムを組んでいることから、

私立理系コースでは、古文・漢文・現代文や社会などは、

高校2年時よりほとんど学習内容に含まれてない。

私立文系コースでは、高校2年時から、

数学や理科などはほとんど履修科目に入っていない。

 

文系科目や理系科目に得手不得手が顕著な生徒の場合には、

好都合なカリキュラムと言えます。 

不得意科目の履修はほとんど避けられますから。

 

 

私立文系とは言っても、数学が必須な経済学部進学には無理があります。

高2から、大学受験科目だけに絞って学習できるわけですから、

(例えば、文系進学なら、国語、英語、社会1科目)3科目だけを

重点的に学習するわけですから、”常識力を養う”という観点からどうなのだろう?

という疑問があります。 方や、常識力は義務教育までに培われているのだから、

多くの科目に手を広げなくてもよいだろう!という意見もあります。

 

 

この二つの意見に対して、どちらが正論に近いか?という議論がありますが、

AIなどが加速を付けて普及してくる現在・未来において、

知識だけでは意味がないことは確かでしょう(wikiを見ればだいたいのことは分かる)

3ワードで検索をかける場合、かなりの知識と常識力がないと、

より良い情報を引き出せないことも事実です。

 

 

 

大分けすれば、①と②のどちらに入るのか? 

学校見学などをして、前知識を得ておくことはとても重要なことになります。

 

 

 

 

もう少し細分化してみましょう・・ <具体例>

 

 

Ⓐ 厳密に言えば中高一貫校とは言えませんが、

(事実上)中高一貫校とほぼ同じ状況にある学校を例をあげて説明していきます。

 

 

都市大付属(中学・高校)・・小学部から大学まで繋がる内部進学校と言えるが、

成績上位者のほとんどは(内部推薦枠を得られるが)、外部受験してしまうので、

実質的には、中高一貫校と考えてよい。

卒業生は250人前後であるが、120番以内に入っていれば、国公立、

早慶、上智、明治に合格できると考えてよいと思います。

また、大学は(旧・武蔵工大)であり、

高校の授業内容も理系受験者に有利なカリキュラムが組まれているようです。

 

 

成城学園中学・高校も、ここ数年、中高一貫校的”色彩”が強く、

成績上位者のほとんどは、一般受験、AOなどにより、外部受験となる。

ちなみに、中位にいる者は内部進学できるが、下位であれば、内部進学できない。

都市大付属とは違い、大学は文系学部ばかりであり、理系志望者であれば、

必然的に外部受験となります。

 

 

Ⓑ 成蹊、青学、立教などは、

都市大付属などに比べれば、内部進学できる大学のレベルも高く、

理系文系学部もあることから、

外部受験しようか?するまいか?悩んでいる生徒も多い。

 

 

立教は、男子校・女子高など付属校・系列校が4校あります。

上位30%位の生徒は外部受験するが、60%の生徒は内部進学となり、

下位10%前後の生徒は、内部進学も出来ないのが実態です。

 

 

成蹊では、大学への外部受験者が多いが、その割には学校側の外部受験者に

対するフォローがされてないと言われる。 

中学受験の際に滑り止めとして入学した者が多く、

それゆえ、大学への再受験を望む者が多いのは当然なのでしょう。

 

 

青学では・・70%位の生徒は内部進学します(ほぼ全員が内部進学できる)。 

推薦入試や外部受験に対しての学校側の対応もよいと聞いてます。 

ただ、表参道が主な利用駅であり、キラキラ感があるという意味では、

馴染めない子もいるかもしれません。

 

 

 

慶應義塾湘南藤沢(SFC)

 

 

当塾(東アカデミー)には、SFCに通う生徒が多い。

学校は自主性を重んじていることから、頑張る生徒はかなりの学力があり、

そうでない生徒は、進級することが難しい生徒も結構いる。

 (1クラス40人で、2~3人留年が出る)

 (必須科目を1教科でも赤点を取れば、問答無用で留年を告げられる)

例えば、数学では、教科書だけやって、問題集などはそのまま渡されるだけで、

学校ではやらないので、生徒任せである。

世間的な評判では、普通にしてれば、

内部進学で希望の学部へ進学できるようなことが書かれているが、

言われるほど”甘い”学校ではない。

進級できないのではないか?ということで、

気が気でない生徒は、1クラスに10人前後はおり、

転校を強いられることはないが、落第は生徒にとっては深刻な問題である。

医学部以外はほとんど希望の学部へ行けるようだ。

 

 

内部進学者、帰国子女枠、入試での外部からの入学者など、

様々なケースの生徒がおり、多様性に富んだ学校である。

 

 

少し気になるのは、湘南台からのバスの便が良くないことです。

 

 

 

 

 

 

 

Ⓔ 明治大学付属明治

 

 

生徒の90%は明治大学への内部進学。

それも、ほぼ希望通りの学部へ進学できる。 

したがって、外部進学へのサポートはされないので、

レベルアップを前提とした大学への外部進学を考えるなら、

この付属校はお薦めではない。

 

卒業生の進学状況の詳細を公開してないので定かではないが、

5%は成績上位者の外部受験、残りの5%(クラスで2~3名)は

内部進学を断られたと思われる。

 

 

Ⓕ 日本女子大学付属

 

中学から高校への内部進学生と高校から入学ずる生徒がいる。

1学年380名前後在籍し、家政学部へ約170名、文学部へ70名、

人間社会学部と理学部へは20名弱の生徒が大学への内部進学生。 

外部進学生は約120名。

 

本校にはない医学学・歯学・看護学・獣医学・法学・芸術学・体育学への

外部進学・受験生に対するサポートも充実している。

指定校推薦枠も多くあり、中学高校は、小田急線・よみうりランド駅より

徒歩15分の所に位置し、環境もよい。

大学は目白にあり、伝統もあり、様々な意味でお薦めの女子校です。 

 

 

 

Ⓖ カリタス中学高校

 

 

系列の小学校などはあるが、典型的な中高女子6年制一貫校。

英語と並行してフランス語の授業が中1よりあるが、高校では、

英語またはフランス語の選択制になっている。

 

私の経験談・・・2019年の秋、フランスで会食する機会がありました。

スイス人はドイツ語、イタリア人はイタリア語、フランス人は当然フランス語を、

日本人の私は日本語を母国語としますが、会食中、話し言葉は普通に英語でした。

面白いことに、母国語を英語とする人は誰もいなかったことですね。

それくらい、グローバルに英語を使います

 

フランス語は英語の10倍は難しいので、中1からフランス語を学ぶというのは、

どうかな?とも思います。 フランス語の重要性は理解できますが、

生徒に混乱を招くという意味では合理性を欠くと思われます。

 

高1からコース分けされる。

文系私立、文系国立、私立国公立理系の3コースに分かれる。

文系を私立と国公立に分けるのは、私立文系であれば数学・理科は

受験科目にならないと子が多いので、とても合理的なコース分けと言えます。

 

大学進学はマーチレベルが多く、国公立・早慶上智などへの合格者も多数。

 

 

Ⓛ 農大一校

 

交通の便が良いことから、多方面からの通学者が多い。

世田谷が多いのは当然として、川崎市から通ってくる生徒も多い。

利用駅は、小田急線・経堂駅または千歳船橋駅、世田谷線・上町駅、

東急田園都市線・用賀駅または桜新町駅からの利用も可能。

世田谷通りには多方面からのバスが通っており、

それぞれの電車駅からは徒歩10分以上かかる。

 

内部進学は、東京農業大学(単科大学)ということもあり、少ない。

殆どの生徒が外部進学であり、国公立・早慶・上智・理科大などへの

進学者も多い。 特進クラスには入れれば、先生のレベルも高く、

良い授業が受けられる。 

 

昔の話になりますが、昭和50年代くらいまでは、

偏差値40くらいの学校であり、平成にかけて進学指導が充実し、

現在では偏差値60以上となっている。

このように、昭和の後期から平成にかけて著しく偏差値を上げた学校には、

先生の質の問題がある学校が多いと聞く。

生徒をレベルアップすることと、先生のレベルアップを同時に図ることが

難しいことは十分に想像がつく。

 

農大一校の場合、先生のレベル(質)の差がかなり大きいと言われる。

 

 

 

 

Ⓗ 国学院久我山

 

 

スポーツ推薦枠で入学する生徒がいることから、部活はかなり強い印象があります。

校則が厳しいことで知られます。 

制服が(私見ですが)ダサい感じがします。 

 ・・ 昭和のヤンキーっぽく見える生徒もいますね。

 

男女別学なので、委員会などに入らないことには交流はないようです。

マーチレベルの大学合格者数が日本一だそうですが、

生徒数(母数)が多いことも一因してます。

 

昭和の後期から平成にかけて、著しくレベルアップした学校に共通してますが、

先生に質の問題があります。 

昭和の時代とは偏差値にして20くらいの違いがありますから、

先生の学力面での指導力に問題が出てきそうです。

年配の先生方に無理があるかもしれません。

先生のあたり外れが大きいということですね。

 

井の頭線ですから、山手線(渋谷)、小田急線(下北沢)、中央線(吉祥寺)

などに繋がり、交通の便が良いですね。

 

都市大付属などと同様、文武両道をうたっている学校の多くは、

頑張る生徒には向いているが、頑張らない生徒は置いていかれる・・

現象が起こりやすいです。

 

 

Ⓘ 恵泉女学園

 

 

理系よりも文系(特に英語)に比重が置かれている印象があります。

宗教色が強く、その点において向かない生徒もいると思われます。

 

最近の傾向としては学習内容が上がり、指導体制が厳しくなってます。

(私見ですが)昭和の時代では、鷗友学園より恵泉女学園の方が、

偏差値にして15位は上であったと記憶してます。

それが今では、逆転してますね。 

少子化が進む中で、危機感があるのかもしれません。

 

 

Ⓙ 鷗友学園

 

 

理系進学者が多いことで知られます。

指定校推薦枠も多く、進学状況はかなり良いです。

上位の6年制進学校として知られますが、

その割には、学校が厳しいという評判は聞こえてきません。

校庭も広く、小田急線、世田谷線も利用可能です。

 

 

Ⓚ 法政大学高等学校

 

三鷹市に位置する付属校です。 

法政大学自体が、自由で開放的な印象があり、

付属校も校則なども厳しくなく、部活動も一部を除いて厳しくなく、

のびのび楽しい学校という印象があります。

一部の親たちと先生方の飲み会などもあり、品性に欠けるんじゃないか?

という、評判は事実なのでしょうか?

 

成績下位の2~3%を除けば、全て大学の内部進学可能ということですが、

市ヶ谷のある本校に進学するには、成績上位のいる必要があります。

 

AO入試や推薦入試など、法政大学への内部進学を担保しながら受験できます。

外部進学指導にも面倒見のよい学校であり、その意味では親切な学校と言えます。

85%位は内部進学し、法政大学にはない学部などへの外部進学します。

 

 

 

 

 

  

 © 日大の付属校に付いて・・

 

 

付属 日大、日大桜丘、日大鶴ケ丘、日大藤沢、
日大豊山、日大豊山女子など
準付属 大垣日大、土浦日大、岩瀬日大、宮崎日大、
佐野日大、長崎日大、長野日大、札幌日大
特別付属 日大一、千葉日大一、日大二、日大三

 

 

付属・準付属・特別付属の区別は省きます。

内申書と統一テストがあり、大学に進む場合に選抜されるというのは、

20年以上前の話で、少子化が進んだ現在では、付属・特別付属の生徒の

大半は、(AO入試、推薦入試、単願推薦なども含めて)他大受験となります。

例外的に、医学部、獣医学部、芸術学部は内部進学者は上位でないと進めません。

 

 

これは評判ですから当てにはなりませんが、

マンモス大学がゆえに、大学内のシステムなどは旧体制のままで、

時代のニーズに合わせて生まれかわっている大学が多いなかで、

改革が進まず、既に定員割れする学部などが出ているという話です。

日大付属から大学へ・・というコースはイメージしずらいですね。

 

 

 

Ⓓ (一般入試偏差値50~53)国士館大学付属中学・高校・・

公立中学からの推薦入学者には、1月に「コース選抜テスト」があり、

「選抜コース」「進学コース」に分かれます。

 

 

私立校のほとんどで「スポーツ推薦枠」を設けており、

慶應付属のように、「定期テスト」において

他の生徒と区別しない学校は例外的で、 学校によっては、

スポーツ推薦枠で入ってきた生徒だけのクラスがあったりします。

 

 

国士館大学付属中学・高校のように、スポーツが盛んな学校では、

学力別に細分化されたクラス編成がされていると思われます。

 

 

大学も偏差値は50以上あり、高校からの外部受験者(30%)は少なく、

50%以上は内部進学すると思われます。