大学受験の種類

 今年度2021に関して・・

 

コロナウイルス感染症の問題もあり、一般受験が少なくなってます。

 

正確には・・共通テストを持ち点とし、

 

それに限定した科目テストか論文などで選抜する大学が増えてます。

 

大学受験の種類には大きく分けて次の3種類があります。

 

 

 

(1)一般入試・・・大学入試を受ける人のほぼ半数はこの一般入試によって合格を目指します。

1月中旬にセンター試験がありますから、その得点次第で入学できる大学もあります。

国立大では、このセンター入試の得点によって”倍率を下げるための足きり”をすることがあります。

私立大では、センター入試の結果だけで合格できる大学もありますし、センター入試の得点に関係なく、

当日点だけで合否を決める大学も多くあります。

(当日点:文系私立であれば、英語・国語・社会の3科目、

理系私立であれば英語・数学・理科の3目受験が一般的な入試形態です。

文系私立の配点は、英語が配点が高くなってることと、

場合によっては、英語だけで受験できる大学もあります。

理系私立では、理科よりも英語、数学の配点高くなります。)

 

(2)推薦入試・・・指定校推薦と公募推薦があります。

指定校推薦は、私立大だけで行わており、自分の通う高校がその指定校枠を持っていて、

かつ高校側がその生徒推薦した場合のみ合格できます。12月くらいまでには合格が決まります。

 

公募推薦は、高校側の推薦と大学側の出願条件を満たしていれば応募可能です。

指定校推薦と違って、応募者は多く、合格はけっこう難しくなってます。

 

(3)AO入試・・・(2)の推薦入試と異なり、高校側の推薦は必要としません。

大学側がその学部・学科に相応しい学生を選抜する入試です。

書類審査と面接だけで選抜されることが多くありましたが、

最近では、学科試験(基礎学力テストと考えてよいと思います。文系では英語、理系では数学と英語)

を課す大学が増えつつあります。

 

  ・・・ まとめ ・・・

AO入試は10月~11月ごろに実施されることが多く、推薦入試は12月くらいまでには決まります。

大切なことは、学校の内申書(欠席・出席日数なども含む)をしっかり収めておくことです。

高校のレベルにもよりますが、平均評定4.0以上にしておくこと。できれば、4.5以上。

そして、どのような入試でも英語の重要性が高まっていくこと。理系では数学も。

 

・・・ 受験スケジュール ・・・

AO入試と指定校推薦の両方を受けることはお勧めできませんし、

高校側でも許可しないはずです。

AO入試の申し込みは9月いっぱい、書類審査で合格が決まるのは10月10日前後、

2次試験が始まるのは10月下旬、(最終)合格が決まるのは11月10日前後。

2次試験は、面接と口頭試問、または基礎学力テストなど。

 

指定校推薦で合格が内定するのは12月初旬です。

高校側がそれぞれの大学・学部に推薦枠(普通は1人)を持っており、

校内での希望者が複数になれば、成績上位者から合格が決まる仕組みです。

 

AO入試や指定校推薦で入学できない場合、共通テストを受け、

一般受勲をすることになります。

共通テストの点数だけで合格できる学校もあります。

また、国公立のように”足切り”に使うケースもあります。

 

AO入試や指定校推薦・公募推薦などを受けずに、

共通テストと一般入試だけで受験するケースも多くあります。

 

今年(来年度)の入試予想ですが、コロナ禍での不景気のあおりを受け、

大学進学者の人数は10%くらい減少するかもしれない。

だからと言って、入試全体のレベルが下がるか?と言えば、

そういうことにはなりません。

受験者全体の人数が減少するのは、

大学に進学するかどうか迷うレバルの生徒であり、

偏差値50前後以下の大学進学者は減少するだけで、

学力上位者の受験数は減少しないと思われるからです。

 

異変が起こるとすれば、

共通テスト受け、一般入試をする生徒が減り、

AO入試や指定校推薦・公募推薦をとる生徒は増えるかもしれません。

なぜなら、季節性インフルとコロナが重なる時期に入試がありますから、

ワクチンの接種が遅れるようなら、一般入試自体に混乱が生じるからです。

 

いずれにしても、上位大学のAO入試・指定校推薦・公募推薦の希望者は増え、

一般入試の受験者は減る傾向にあります。

 

 

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