1より小さな数

 

 算数は、1以上の整数を扱っている限り、

 

子供たちにとってはさほど難しいことではない。

 

ところが、4年生ころから、

 

少数・分数という1より小さな数を扱うようになる。

 

すると、途端に算数は難しい科目になってしまう。

 

 

また、普通に生きていくことにおいて、1より大きな整数を理解し、

 

扱えれば不自由することはほとんどない。

 

だから、1より大きな数の加減乗除が出来れば何ら問題はない。

 

 

ところが、割り算になれば、1÷4 という計算が出てくると途端に困ってしまう。

 

ここで初めて、少数・分数という数と向き合うことになる。

 

1/4 とか 0.25 という数の概念がつかめない。

 

ここで、つまづき、算数嫌いになる子は多い。

 

 

指導する側として、心得ておくことは・・・

 

理解し納得できないと、前に進めない子が少なからずいることである。

 

”理解し納得すること”は学ぶことの基本ではあるが、

 

納得できなくても、前に進んでしまえば、

 

後になって分かる(理解できる)ことも多くあることを子供に納得させることである。

 

教える側も教わる側も、納得しなければ前に進めい・・

 

という”無器用さ”は捨てようではないか!

 

 

分からないまま、納得できないまま、進んでしまっても、

 

後になって分かることが殆どであることを我々は体験しているではないか。

 

 

それから、教育の在り方の原点にも関わることだが・・

 

不向きな子、不得意な子に出来ようになるまで”強いる”ことを止めようではないか。

 

何人かに1人は、一生かかっても「鉄棒の逆上がり」はできない。

 

その逆上がりが出来まで頑張らせることが馬鹿げているは誰にでも分かるが、

 

少数・分数の概念がわかない子がいてもいいではないか。

 

我々が日常的に使う計算は、足し算・引き算と簡単な掛け算程度なのだから。

 

 

私が普段から疑問に思うことだが・・

 

内部進学の生徒が多い学校では、1つでも赤点があれば進級できません・・

 

という学校が多い、というより、全て学校でそのようなシステムになっている。

 

主要5科目で言えば、

 

5段階評定として、5科目の合計が2.6以上であれば進級できるようにすればよい。

 

英数国理社の合計評価が13を超えれば良いことになる。

 

英数国理社の順に 3+1+2+4+3=13 になるわけだから、

 

たとえ、数学が1であっても進級できるようにすればよい。

 

他の科目で頑張れば良いことになる。

 

 

また、副教科を入れて、その合計をいくつ以上というように決めても良いと思う。

 

内部進学目指す生徒たちが、

 

赤点を取らないようにすることでどれだけ苦しんでいるのか!

 

私はこの目で見ている。

 

多様性を重んじるなら、出苦手な科目があって良いし、

 

出来る科目・学科が秀でていることがなりよりも大切なことと思う。

 

学ぶことの中に”無理強い”だけは省いていきたい。