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中高一貫校
中高一貫校には、国立、公立、私立校があり、一般的には私立高は上位校から下位まで幅広くあり、校風・伝統なども様々であり、国立校、公立校には上位校が多い。 入試では、(私立高に多い)偏差値重視の傾向が顕著な選抜と、(公立校に多い、未来型ともいえる)・・基礎学力があり、それらをいかに伝えるか、表現するかが合格基準となる学校も増えつつある。
中高一貫校のメリットとデメリット・・高校入試がないため、思春期の6年間をのびのびとした学生生活を送れるが、一方で、呑気になってしまう場合もあり、頑張る生徒と呑気な生徒の間の学力差が開いてしまうこと。 その”予防策”として、高校から外部入学生を受け入れる学校もあったが、現在は減りつつある・・・外部入学生の学力が低いことが原因。
中高一貫校に通う生徒の事例から・・
私立高1年生女子・・学校自体がレベル上位にあり、授業・カリキュラムのレベルが高く、学校のレベルについていければ、大学進学ではかなり期待できる。 問題なのは、程度の差こそあれ、時代にそぐわない(時代遅れな)先生が少なからずいること。 社会科の政治経済の授業でのレポート提出で「新聞記事の中から選んで・・」というテーマであった。 多くの生徒が家では新聞取ってないし・・ということになり、そのレポート提出はボツになったらしい。 昭和の時代であれば、知性の集積としての新聞から情報を得ていたわけだが、時代錯誤な偏向報道が多く、情報源としての信頼性が失せている現状で、”まともな家”では新聞は取らない・・という現実を知らない先生がいまだに多いことに驚かされる。 中高一貫校の学校選びに関しては、その学校の偏差値や校風・カリキュラムにばかりに目が行きがちだが、先生の”質”を考慮することを忘れてはならない・・大学選びでは中高一貫校選びよりもよりシビアになる必要がある。 知識量ばかりを増やすこれまでの教育の在り方の反省から、創造性教育への見直しを図りつつある。 出力(表現)を前提とした入力(学習)の在り方が問われる。 科学、技術、工学、芸術、数学などの頭文字をとり、steam 教育を言われる。 科学技術に創造性を備えた新たな教育システムである。