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幼稚舎・小学部から大学までの内部進学生
母親・父親もしくは両方がその学校の出身者である場合、幼稚舎(部)での入学が有利に働いても不思議はないと思われます。 それでも、それなりの学力がなければ内部進学は難しく、転校を余儀なくされるケースもある。 私立高によって、内部進学の仕組みは様々で、途中から外部生が入学してくるため、レベルはだんだん上がり進級は必然的に難しくなる。 慶應義塾のように中等部から「留年・ダブリもしくは転校」がある学校もあり、特に大学進学では、英検準2級もしくは2級が必須条件で5段階平均評定が(2.6~3.0以上)が大学への内部進学条件であり、その条件を満たしても、人気学部から成績順に進学が決まっていく。
ここから先は、主要5科目を学ぶ力に限って話を進めていきます・・音楽・体育・美術・技術家庭分野における話ではありません。 主要5科目を学ぶを力は、10歳までは環境に支配されることが大きく、10歳以降はその子自身が生まれ持った能力と適性に依存するところが大きいと考えられます。 幼稚舎・初等部の入試までは、専門の塾に通わせれば合格率がかなり上がりますが、小学5年生くらいから、考える力・応用する力・立体を把握するセンスなどが求められるようになると、少しづつ後れを取るようになります。 内部進学でも中等部までは上がれても、中等部から高等部へは進級が難しくなります(転校を強いられる事態となります)、特に有名私立校では。
苦手教科が理数系科目の場合、例題をパターン化して記憶させることによって、赤点の回避はできますが、国語の苦手な生徒の場合、”読み込む力”がないわけですから、社会はもちろん、英語など全ての教科の足を引っ張ることとなり、理数系が苦手な生徒より、文を読み込む力のない生徒はより深刻な事態となります。 英語の苦手な生徒にとっては、英検準2級とか2級取得はけっこうきついことです(実際に、英検2級を取得できなかったことで、大学への内部進学ができなかったケースがあります)。 <参考>内部進学条件として、英検が必要な場合、高2にまでに取得するようにしましょう。 高3の11月頃には内部進学の合否は決まってしまうわけですから。